マインドフルネスのすすめ

  こんにちは!1週間ぶりの更新となりますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 それにしてもあれですね。ブログって不思議ですね。日記のようでもあり、新聞記事を書いているような感覚にもなったり。個人で完結させているようでもあり、同時に対外的に大げさに言うと社会に発信しているような気にもなります。

 

 「気になる」と言う言葉から少し、内容を膨らませながら今回の本題へと繋げていきたいと思いますが、皆さんは「マインドフルネス」と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 

 マインドフルネスとは、一体なんでしょうか。Googleで調べてみると、「その一瞬に全力を傾けること」や「今、ここにただ集中している心のあり方のこと」などという説明が出てきます。私の感覚で形容するならば「目の前の物事(現実)に意識を集中させること」と言うことが出来るかなと思います。

 

 この記事の題名に書いておりますが、私は現代に生きる全ての人に「マインドフルネス」をすすめたいと感じています。前回の記事にも書いてありますが、近年の人々は身体より頭を使うことが多くなっており、その為精神を疲れさせていることがあります。

 

 人間が他の生物と比べここまでの差を生み繁栄を遂げたのは、間違いなく「脳の発達」です。それでは、その人間の生き物としての最大の特徴である「脳」は何のために発達したのでしょうか。様々な説があるかとは思いますが、1説によると、「身体の感覚をより正確に捉えるため」らしいです。

 

 もともと身体の感覚を捉えるために発達した脳ですが、現代の人々は身体よりも頭を使って生活しています。最近では科学技術の発展により「仮想現実」と言うものも世に現れてきていますが、身体を動かすと言うことがとても少なくなっています。

 

 身体を使わないため暇になった脳は、不要なことを考え始めます。皆さんは、こんな経験はないでしょうか?学校の授業中、始めは集中して授業を聞いていたのに、気づかない内にいつの間にか自分の妄想の世界に入っていて、ハッと我に返った時には大分授業が進んでいた。。。 そうです。人間の頭と言うのは、自分でも気づかないうちに止め処ない思考を繰り広げてしまうのです。

 

 思考をすると言うこと自体は悪いことではありません。しかし、人間の頭とは不思議なもので、止め処ない考えごとをしているとマイナスの方向へ進んでしまい、ひいては病んでしまったりするケースもあります。

 

 頭の中を「自分の部屋」と置き換えて考えてみてください。ゴチャゴチャと色んなものや、自分でも理解できないようなものが置いてある部屋って、絶対リラックスできませんよね?多分それと同じだと思います。つまり、頭の中が常に様々な思考でグルグルしていると心が休まらないのです。

 

 では、どうすれば良いのでしょうか?どのようにすれば頭をスッキリさせられるでしょうか?「自分の部屋」を掃除出来るでしょうか?

 

 その対処法となってくれるのが、「マインドフルネス」です。様々な考えや妄想で頭がゴチャゴチャしているのは、色んな事・物に意識が行ったり来たりしている状態と言えます。頭をスッキリさせるには、同時に複数の物・事に意識を向けるのではなくて、「目の前の一点」に意識を集中させるのです。そうすると、自然と頭はリラックスすることが出来るようです。

 

 心が休まるのは、今目の前のことに集中している時だけなのです。また、意識を集中させる対象がご自身の身体感覚だとより頭・心はリラックスできます。なぜなら、身体の感覚に集中できれば、完全に思考の世界から離れることが出来るからです。

 

 「マインドフルネス」と「瞑想」がよく同じ文脈で出てくるのは、このためです。瞑想の種類にもよりますが、マインドフルネスの源流とされている原始仏教の瞑想では身体感覚に意識を集中させます。「呼吸に意識を集中させる」などのフレーズもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

 長くなりましたが、まとめますと以下の通りです。

 

<まとめ>

①現代人は身体ではなく頭を使って生活するようになり、精神が疲れやすくなってしまっている。

②心をリラックスさせる1つの方法として、目の前の事・物に意識を集中させる「マインドフルネス」が有効!

 

 それでは今日はこの辺で!!